栃木県市町概要
公式サイト
■市花 ゆうがお
■市木 けやき
■市鳥 うぐいす
市町類型 2−1 27年国調人口 59,444人
財政力指数(26〜28) 0.782 住民基本台帳
(30.4.1)
人口 60,084人
職員数(30.4.1) 387人 世帯数 23,714世帯
職員1人当り人口 155人 面積(km2 74.59
■沿革
 古くは旧石器時代より先人が居住した痕跡があり、6〜7世紀の古墳時代には有力な豪族が現れました。天武天皇の白鳳時代には下野薬師寺が建立され、日本三戒壇のひとつである戒壇が置かれました。また、奈良朝後期には国家鎮護を祈念し聖武天皇により国分寺が建立されるなど、古代東国地方の仏教文化の中心地として栄えました。
 近世においては、日光街道の宿場町(小金井宿・石橋宿)が置かれ、明治18年には鉄道が開通し、馬市が盛んに開かれるなど、交通の要衝として大変な賑わいを見せました。
 平成18年1月10日、南河内町、石橋町、国分寺町が新設合併し、現在に至っています。
■地勢
 下野市は、関東平野の北部、栃木県の中南部に位置し、南北約15.2km、東西約11.5kmで、北は県都宇都宮市、南は小山市に隣接しています。
 標高約40〜80mと起伏がなく、比較的平坦な地形です。東部に鬼怒川と田川、西部に思川と姿川が貫流し、その両岸には古くから肥沃な水田地帯が広がっています。畑地では特産品のかんぴょう等が栽培され、都市近郊農業が発達しています。
 また、市の中心を南北にJR宇都宮線、国道4号線が走っています。小金井駅・自治医大駅・石橋駅を中心に基盤整備が進み、良好な住宅地が形成されています。
■観光
 下野市には、国指定の下野薬師寺跡、下野国分寺跡・同尼寺跡、小金井一里塚、県指定の児山城跡をはじめ貴重な史跡が多く残り、また、その周辺には古墳時代の有力な豪族による大小の古墳が数多く点在しています。これらの史跡を保存整備しながら、有機的に連携させ、有効な観光資源としての活用を進めています。特に、下野国分寺尼寺跡周辺にある天平の丘公園では、春に「天平の花まつり」、秋に「天平の芋煮会」を開催し、関東周辺から多くの観光客が訪れるなど、史跡を通しての地域間交流が盛んです。
 地域振興交流施設「道の駅しもつけ」が平成23年3月にオープンしました。地元の新鮮で安全な野菜や、カンピくんグッズを始めとした物産の販売、地元食材を活かした様々なグルメが楽しめます。
■産業
農業:  農業は、首都圏にある有利な立地条件を活かした都市近郊農業により、米麦を中心にほうれんそう、たまねぎ等の露地野菜、いちご、きゅうり、トマト等の施設園芸が営まれるとともに、肥育牛との複合経営も盛んです。また、特産品でもあるかんぴょうの生産量は全国一を誇っています。近年では、6次産業化に取り組む農家も見られるなど、新たな動きもあります。
 しかし、総農家数が減少の一途であり、平成22年で1,961戸となっています。その要因としては、農業者の高齢化や後継者不足が考えられ、販売農家の減少、自給的農家の増加につながっています。
 そのため、農家の後継者対策と経営が成り立つために、地域の特性を活かした銘柄を創出するブランド化を推進する必要があります。
工業:  工業は、輸送用機械器具、食料品、プラスチック製品などの製造業の割合が大きくなっています。従業者数、製造品出荷額等は、いずれも平成20年から平成21年にかけて落ち込み、その後、回復傾向にあります。
 これは、リーマンショックによる世界的な景気後退が大きな要因として考えられ、製造業の生産活動が減速しましたが、近年、事業所数は回復傾向にあります。
 今後は、恵まれた自然環境や優れた立地条件、充実した医療資源を活かし、医療、福祉系産業の誘致や農産品加工など食品関連産業の育成・支援に努め、働きやすく住みやすい環境づくりにより雇用の確保を図る必要があります。また、幹線道路、鉄道などの交通網に恵まれていることから、物流拠点としての発展が期待されています。
商業:  小売店舗数、小売業従業者数は、減少傾向にあります。小売業年間商品販売額も同様の傾向にあり、平成24年では403億円となっています。
 小売店舗数の減少は、市内の市街地・商店街での空き店舗の増加をまねき、商店街の活気がなくなるなどの問題が生まれています。そのため、小売店の事業継承を支援して存続を図るほか、駅前等主な市街地に商業・サービス業を集積させる賑わいづくりが必要です。
■その他特徴のある事項
 地域間交流の一環として、国分寺を冠した町が全国に2つだけだったことから、平成17年に香川県・旧国分寺町と親善友好都市提携に至りました。両町とも平成18年1月10日の合併により、現在、香川県国分寺町は高松市、本県国分寺町は下野市となりましたが、以後も市内小学生を中心に相互訪問等により交流を深めており、平成25年6月には「歴史文化交流協定」、「災害時における相互支援協定」を締結しました。
 また、「石橋」という同じ地名が取り持つ縁をきっかけに、昭和41年から下野市(旧石橋町)とドイツのディーツヘルツタール(旧シュタインブリュッケン)との国際交流・人材育成を行っています。昭和50年には姉妹都市の盟約を結び、更に平成21年には合併後改めて姉妹都市提携調印を行うなど、国際交流では県内でも古い歴史をもっており、国を越えた深い絆が築かれています。
 そのため、市内にはグリムの里づくりの中核的施設として「グリムの森」が設置され、姿川アメニティパークのシンボルの風車には、ステンドグラスにグリム童話が描かれるなど、市民が気軽にドイツの原風景に接することができます。
 昭和47年には自治医科大学が誘致され、以後、同附属病院開院、JR自治医大駅新設、住宅都市整備公団による180haにおよぶ基盤整備が行われ、優良な居住環境と高度医療が融合した地域が形成されています。
■施政方針
 少子高齢化が進展する中、下野市においても地域で住みよい環境を確保し、将来にわたって活力ある地域社会を維持していく「地方創生」の取組が更に必要となっています。
 平成28年度〜平成32年度を計画期間とする第二次下野市総合計画前期基本計画では、下野市の将来像「ともに築き 未来へつなぐ 幸せ実感都市」の実現に向け、「人いきいき」、「街いきいき」、「暮らしいきいき」の3つの重点プロジェクトを設定し、成果が強く望まれる施策・事業について、施策体系の枠組みを超え、横断的かつ総合的に進めることにより相乗的な効果を発揮させ、その波及効果が期待できるものとしています。
 各施策・事業を強力に推進するにとどまらず、施策・事業の相乗効果を最大限に高めることにより、住みよさ県内ナンバー1を目指し、重点的かつ戦略的な展開を図ります。

〜重点プロジェクト 概要〜

【人いきいきプロジェクト】
 市民が「幸せ」であるために重要だと思うことの上位に「健康」や「家族」があげられています。下野市の全国トップクラスの医療環境を活かして、子どもから高齢者まで健康な生活を送ることができる施策の展開を図ります。また、人・家族が安心して生活できる福祉の充実を目指し、子どもを産み育てやすく、高齢者・障がい者にやさしいまちづくりを推進し、健康寿命の延伸につながるプロジェクトの展開を図ります。
 また、生涯にわたる学び・活動の場としての施設の充実に取り組み、教育・学習環境の向上をハード・ソフト両面から図り、いきいきと活力に満ちた多くの市民が集うプロジェクトを展開します。

【街いきいきプロジェクト】
 自然災害が比較的少ない下野市においても、災害時に備えた体制の整備や都市計画マスタープランに基づくまちづくりを推進し、市民が生涯安心して幸せに暮らすことができる住環境の整備充実を図ります。
 また、充実した交通基盤・地域医療、東京圏へのアクセスが容易な地理的優位性などを活かし、定住促進に向けたプロジェクトを展開します。
 豊かな農畜産物や歴史・文化資源、道の駅を活用したシティセールスの取組を推進し、下野ブランドの魅力向上のための施策を展開します。
 また、既存産業の活性化、魅力ある産業や雇用創出を図るため、人や企業から選ばれる産業環境づくりを促進し、交流人口を増やす取組を通して、街がいきいきと輝くプロジェクトを展開します。

【暮らしいきいきプロジェクト】
 消費生活トラブルの対策や生活環境の向上による安全・安心で快適に暮らせるまちづくりを推進するため、自治基本条例により地域の絆を強化し、市民力の向上を図ることにより市民がいきいきと暮らせるプロジェクトを展開します。
 また、暮らしを支えるための行政サービスの充実に向け、総合計画に基づく各部門別計画の取組を推進するとともに、新庁舎における行政機能の更なる効率化を図るなど創意工夫による行財政運営を引き続き進めます。
■重要事業
事業名 予算額(千円) 事業の概要
がん・結核・自殺予防対策の推進 133,401 ◇がん(胃・大腸・肺・前立腺・子宮・乳)検診、胃ハイリスク検査の実施
◇結核健診の実施
◇こころの健康相談、自殺対策講演会の実施、自殺対策計画の策定
母子保健・母子支援の推進 52,223 ◇妊婦健康診査、新生児聴覚検査、先天性股関節脱臼検診の実施
◇両親学級、母乳育児相談、子育て巡回相談、親子学級の実施
◇子育て世代包括支援センター運営
救急医療体制の充実 10,167 ◇病院群輪番制病院運営、設備整備、小児救急医療支援、在宅当番医制運営
地域子ども・子育て支援事業の推進 487,423 ◇保育園、児童館、学童保育の運営、特別保育補助
◇病児・病後児保育事業等の各種子育て支援、子育て支援センター運営
認知症施策の推進 5,056 ◇高齢者見守りネットワーク事業
◇認知症総合支援事業(認知症サポーターの養成、認知症ケアパスの普及、認知症初期集中支援チーム設置、認知症カフェの設置、認知症家族の交流会等)
下野市子ども未来プロジェクトの推進 944 ◇下野市子ども未来プロジェクトの周知、啓発物作成
◇エコプロジェクト事業
◇情報モラル啓発
小中一貫教育の推進 2,287 ◇自然体の小中一貫教育推進のための協議会運営
◇南河内中学校区での推進を検討するための協議会運営
◇国分寺中学校区での小中一貫教育実践研究
生涯学習推進計画の推進 255 ◇生涯学習推進協議会の開催
◇ふれあい学習推進協議会の開催
◇生涯学習推進計画(第二次)の推進「各課の講座、まちづくりリクエスト講座等」
大松山運動公園拡張整備事業の推進 1,338,601 ◇陸上競技場建設工事、管理棟建築工事、駐車場整備等の実施
文化芸術団体(文化協会等)活動の支援 5,349 ◇市民芸術文化祭への運営補助
◇下野市文化協会への運営補助
◇市内中学校、小学校(一部合同)の芸術文化鑑賞会の開催
防災・減災施設整備の充実 77,026 ◇非常備消防事務費(消防団各種活動、女性防火クラブ等経費)
◇消防施設維持管理(器具置場、防火水槽)
◇消火栓標識修繕、防災情報伝達システム維持管理経費等
◇コミュニティFM整備
担い手への農地集積・集約の推進 28,614 ◇担い手支援事業(認定農業者規模拡大支援、養蚕支援、園芸作物生産支援、園芸機械導入支援、広域防除推進、農業生産工程管理認証取得支援、ユニバーサル農業支援)
◇新規就農総合支援事業
◇農地中間管理機構集積協力金交付事業
商店街賑わいの再生 36,127 ◇商工会支援事業(下野市商工会、石橋商工会運営費・事業費補助、創業塾開催事業費補助、プレミアム付き商品券発行事業費補助)
医療・福祉系産業の誘致・育成 11,702 ◇産業団地の整備に係る自然環境現況調査、都市計画手続き図書等作成等
道の駅しもつけを核とした観光の創出 5,476 ◇道の駅しもつけの活用
◇観光プロモーション事業(市内発着の着地型観光ツアーの実施等)
都市計画マスタープランの改定・推進 9,796 ◇空き家バンクシステム構築
◇保留地等購入支援
主要幹線道路ネットワーク・通学道路対策の推進 518,050 ◇主要幹線道路整備事業
◇通学路安全施設整備事業(通学路路側帯カラー化)
通学路安全対策の推進 4,793 ◇スクールガード事業等
防災・減災意識の推進 1,336 ◇自主防災組織活動補助金交付事業(防災資機材整備補助、防災活動補助、防災士資格取得補助)
◇水防事業
消費生活基本計画の推進 4,316 ◇消費者行政事業(消費者生活に関する相談業務の充実及び講座の実施、小中学校向け消費者教育講座の実施、消費者まつり及び消費者啓発講演会の開催等)
環境基本計画の推進 290 ◇環境基本計画推進事業(各種イベント参加による「環境パートナーシップ」の周知啓発、環境フォーラムの開催、環境家計簿診断の実施)
下野市自治基本条例によるまちづくりの推進 1,045 ◇自治基本条例推進事業(下野市自治基本条例の啓発、自治基本条例情報紙「らいさま」の発行)
男女共同参画の推進 2,171 ◇男女共同参画推進事業(男女共同参画推進委員会の開催、男女共同参画啓発事業の開催、男女共同参画情報紙の発行等)
財政改革の推進 2,491 ◇公会計制度改革対策事業(固定資産台帳更新作業、財務諸表作成・分析支援業務委託等)
公共施設の再配置等の検討・推進 113 ◇公共施設マネジメント推進事業
広報(各種情報発信手段の活用)の充実 22,443 ◇広報発行事業、広報広聴業務事務費(広報しもつけ、タブロイド版、行政カレンダー、市民手帳、市民生活ハンドブックの発行、タウントーク・ランチトークの開催)
■「ふるさとづくり事業」等のまちづくり事業について
都市再生整備計画事業(三王山・薬師寺周辺地区、石橋駅周辺地区)
■地域指定の状況について
栃木県南部地方拠点都市(平成6年9月指定)
栃木県高度技術産業集積活性化計画の対象地域(平成12年8月)