栃木県市町概要
公式サイト
■町花 ヤマユリ
■町木 ヒノキ
■町鳥 ヤマセミ
市町類型 3−1 27年国調人口 11,495人
財政力指数(27〜29) 0.453 住民基本台帳
(30.4.1)
人口 11,459人
職員数(30.4.1) 128人 世帯数 4,025
職員1人当り人口 90人 面積(km2 176.06
■沿革
 本町に人類が住み始めたのは不明であるが、考古学の示すところでは、約1万年前の旧石器時代の人類の生活の痕跡が残ることが証明づけられている。
 奈良時代に高原山(たかはらやま)中腹に法楽寺が建立されると、大宮、佐貫、風見地区にも寺社が建てられ、この辺りは北関東一の大霊場となり、江戸時代に日光廟が完成すると日光北街道が整備され、宿場町としての賑わいを見せた。
 本町は明治4年の廃藩置県の改革により宇都宮県に属し、同6年宇都宮県廃止に伴い栃木県の所管となり、明治22年に町村制が施行され、現塩谷町の北部に玉生村、西部に船生村、南部に大宮村の3村が設立された。昭和32年には、3村が合併して現在の町域を持つ塩谷村が誕生し、昭和40年に町制が施行され、現在の塩谷町となった。
 現在の人口は1万1千人強で、ここ数年は微減の状況が続いており、人口流出を止める施策及び人口増加の施策が町政の課題となっている。
■地勢
 本町の面積は176.06平方kmで、約60%が山林原野、東西18km、南北21kmの三角形をなし、栃木県全面積の約2.76%にあたる。
 交通としては東北自動車矢板ICから約5km、町中央を東西に走る国道461号と南北に走る主要地方道藤原宇都宮線が交差し、東に矢板市・大田原市、西に鬼怒川温泉・日光の観光地、南に宇都宮市、北に塩原温泉・那須温泉の観光地をひかえており、いずれの地区にも1時間弱でいけるという恵まれた場所にある。
 北部には、日光国立公園の一部である高原山(活火山)があり、林産資源に富み、いずれも一級河川である荒川(東側)と鬼怒川(西側)が町の両側を囲みながら南流し、中部から南部にかけては肥沃な農業地帯となっている。
 標高の最も高いところは、町の最北端高原地区にある釈迦ヶ岳の海抜1,794.9mで、最も低いところは、肘内地区の海抜181mである。
■観光
 昭和60年に東荒川ダムの北、尚仁沢に湧出する水が名水として環境庁(当時)の認定(全国名水百選)を受けて名声を集め、その尚仁沢湧水を求めて多くの人が水汲みに訪れている。また、この尚仁沢上流部に広がる「尚仁沢上流部イヌブナ自然林」は、平成19年に国の天然記念物に指定された。その他に弘法大師一夜の作といわれている国指定文化財の佐貫石仏、とちぎの自然百選の籠岩、利根川百景の観音橋、春の新緑・秋の紅葉と渓谷が絶景の大滝など自然が豊かであるからこその観光資源が多く存在する。
■産業
農業:  町の西側に鬼怒川、東側に荒川といった2つの河川に挟まれた所にあり、その恵まれた水環境と肥沃である土地という基礎的要素を利用し、水稲を基幹産業として発展してきた。近年では大都市東京まで120km圏内であるという地理的要件からトマト・キク・ナシ等の施設園芸や畜産等の首都圏農業が盛んに営まれている。
工業:  塩谷工業団地を中心に、町全域に中規模な工場が多く分布し、町民の貴重な就業の場となっている。
商業:  自然発生的な路線商店街が中心となっているが、スーパーマーケット等の中規模店舗の進出もあり、消費者の流れにも変化が見られており、従来の商店街との均衡をとった発展が今後の重大な課題となっている。
■その他特徴のある事項
 構造改革特区を活用し、株式会社の運営する通信制高等学校が、旧大宮中学校跡地に開校し12年が経過、平成25年10月より私立の高等学校として新たなスタートをきった。水田・畑・山林(全て町有地)などが学校敷地に隣接した恵まれた学び舎の環境は、体験型の教育を目指す同校の基本方針に適合しているばかりでなく、本町の教育を取り巻く環境にも、爽やかな風を吹き込んでくれている。また、同校では、旧塩谷高等学校を「体験学習館(開桜館)」として活用、生徒たちが育てた農林産物を自分たちで調理して食したり、地元の食文化体験や伝統文化体験などを室内体験学習の拠点と位置づけ、さらに幅広い体験学習に対応できる体制が構築されている。
■施政方針
 厳しい行財政状況にかんがみ平成17年に自らの町を律するために自律計画を、平成18年には集中改革プランを策定し、限られた財源の効率的かつ有効活用を積極的に展開するとともに、平成19年に導入した行政評価においても、さらなる行政のスリム化を目指してのシステム確立を目指し事業の推進に取り組んできた。
同時に農地・水・環境向上対策事業並びに、わがまち自慢推進事業の2大事業も取組み、「向こう三軒両隣」の旗印のもと、「協働のまちづくり運動」は、積極的な取り組みにより、地域に合ったまちづくり事業を展開できる町民力の醸成に大いに成果があり、後継事業も活用して、現在も継続しているところである。今後も協働の精神をさらに増幅させ、地域内交流はもとより、他地域との交流を促進させるとともに、行政からの請負型地方自治から、地域住民が主体となって自治の実践を担うまちづくりを目指せるようサポートする体制を構築し、町民のやるべきこと、議会のやるべきこと、行政がやるべきことを明確にするためにシンクタンク構想を実行しているところである。
 また、県営中山間総合整備事業の実施により、ほ場、用排水路、地域活性化施設が整備されたことにより、今後も農業をキーワードとした活力ある地域づくりの更なる推進を図っていきたい。
 企業誘致については、既存企業の定着化を図るとともに、自然環境に配慮しつつも、町内に点在する広大な遊休地等に雇用の場の創出を図り、元気のあるまちづくりを目指していきたい。
 さらに、雇用創出、結婚・出産・子育て環境の向上、安全なくらしと地域間連携の推進を始めとする地方創生の諸計画を策定し、将来の人口減少問題の打開に取り組んでいるところである。
■重要事業
事業名 予算額(千円) 事業の概要
PRM活用による町民全員会議事業 5,654 シンクタンク構想実現のための意見集約システム運用
新庁舎整備事業 20,000 町民が利用しやすく緊急時には防災拠点となる新庁舎整備のための基本構想策定
地方創生総合戦略関連事業 41,567 地方創生への各種取組(地域公共交通、空き家対策、6次産業化事業)
こども医療費助成(実質無償化)事業 39,960 高校生以下の医療費を実質無償化
水道配水管整備事業(一般会計繰出金) 285,562 水道未普及地区への拡張工事、老朽石綿管の鋳鉄管への更新工事による安全で安定した水の供給(事業費は一般会計からの繰出金)
町営住宅大宮団地建替事業 181,622 老朽化が著しい町営住宅大宮団地の建替による良好な住環境の整備
自主防災組織資機材等購入補助事業 5,000 行政区単位での組織設立強化のための資機材購入補助等
■「ふるさとづくり事業」等のまちづくり事業について
 中学生海外派遣事業等により、時代を担う人材の育成事業を実施。また、協働のまちづくり事業については、地域住民と行政の役割分担を明確にしながら、自らが策定した地域行動計画の実践活動を通じ、その実現に取り組んでいきたい。
■地域指定の状況について
 過疎地域・山村振興地域・中山間地域・農村地域工業導入促進地域・都市計画区域・農業振興地域・教育特区・栃木県再生可能エネルギービジネスモデル創造特区